NY株見通し-引け後のエヌビディアの決算発表を控え様子見か
今晩は様子見か。3連休明けの昨日はトランプ米大統領がEUに対する50%関税の発動を7月9日まで延期すると発表したことが好感され主要3指数がそろって大幅高。ダウ平均が740.58ドル高(+1.78%)、S&P500が2.05%高と、ともに5営業日ぶりに反発し、ナスダック総合も2.47%高と大幅反発した。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の22.29ポイントから18.96ポイントに大幅低下するなど、センチメントは大きく改善した。
今晩はセンチメントの改善を受けて底堅い展開が期待されるものの、昨日に大幅高となったことや、引け後のエヌビディアの決算発表を控えた様子見姿勢が強まることも予想され、上値の重い展開か。エヌビディアの2-4月期決算は大幅増収増益が見込まれているものの、AIラリーの持続性を巡り、米政権の対中半導体輸出規制の影響や今後の先端AI半導体の出荷見通しが焦点となりそうだ。このほか、取引時間午後に5月6-7日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表され、年内の利下げ見通しを巡る議論の内容に要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントはFOMC議事要旨のほか、MBA住宅ローン申請指数、5月リッチモンド連銀製造業総合指数、5月ダラス連銀 サービス部門景況指数など。企業決算は引け後にエヌビディア、HP、セールスフォースなどが発表予定。(執筆:5月28日、14:00)
(小針)
今晩はセンチメントの改善を受けて底堅い展開が期待されるものの、昨日に大幅高となったことや、引け後のエヌビディアの決算発表を控えた様子見姿勢が強まることも予想され、上値の重い展開か。エヌビディアの2-4月期決算は大幅増収増益が見込まれているものの、AIラリーの持続性を巡り、米政権の対中半導体輸出規制の影響や今後の先端AI半導体の出荷見通しが焦点となりそうだ。このほか、取引時間午後に5月6-7日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表され、年内の利下げ見通しを巡る議論の内容に要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントはFOMC議事要旨のほか、MBA住宅ローン申請指数、5月リッチモンド連銀製造業総合指数、5月ダラス連銀 サービス部門景況指数など。企業決算は引け後にエヌビディア、HP、セールスフォースなどが発表予定。(執筆:5月28日、14:00)
(小針)