ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、小安い

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小安い。4時時点では144.00円と2時時点(144.14円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。NY序盤からのドル売りの流れを引き継いで上値重く推移する中、心理的節目の144.00円を割り込むと143.96円まで下値を広げた。
 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がトランプ米大統領と会談したことが明らかとなり、議長は「政策設定は客観的な分析にのみ基づく」「政策軌道は最新のデータと見通し次第」などと説明した模様。大統領からは「FRB議長に対し金利を引き下げないのは間違い」などの発言が伝わっている。

 ユーロドルは小高い。4時時点では1.1375ドルと2時時点(1.1371ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。全般ドル売りが継続する中、1.1385ドルまで上昇してわずかに日通し高値を更新した。

 ユーロ円は様子見。4時時点では163.80円と2時時点(163.90円)と比べて10銭程度のユーロ安水準だった。ドル円、ユーロドル共に小動きに留まる中、163円台後半でのもみ合いが続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.96円 - 146.28円
ユーロドル:1.1210ドル - 1.1385ドル
ユーロ円:163.35円 - 164.26円


(川畑)
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