東京外国為替市場概況・17時 ドル円、上値が抑えられる

 4日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が抑えられる。17時時点では144.09円と15時時点(144.21円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。トランプ米大統領がSNSで「私は中国の習主席が好きだし、これまでも、そしてこれからも好きだが、彼は非常にタフで、取引するのが非常に難しい」とのコメントが伝わると、リスク回避の円買いが進んだ。16時半過ぎには143.80円近辺まで下押しした。ただ、17時前にはマイナス圏に入っていたダウ先物が再びプラス圏に入り、時間外の米10年債利回りも4.46%台まで上昇したこともあり144円台を回復した。

 ユーロドルは買い戻し。17時時点では1.1386ドルと15時時点(1.1362ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りが進むと1.1357ドルを底にユーロドルも買い戻しが進みはじめた。欧州勢が本格参入すると値ごろ感もあり、1.1397ドルまで強含んだ。

 ユーロ円は小高い。17時時点では164.06円と15時時点(163.85円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。トランプ米大統領のSNSが伝わるとドル円の下落に連れて163.60円台まで売られる場面があった。ただ、欧州勢が本格参入後はユーロドルの下値が支えられると、17時前には164.10円まで買われ日通し高値を更新し小高く推移。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.67円 - 144.38円
ユーロドル:1.1357ドル - 1.1397ドル
ユーロ円:163.61円 - 164.10円


(松井)
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