ニューヨーク外国為替市場概況・24時　ドル円、下げ幅拡大

　4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ幅を拡大。24時時点では143.13円と22時時点（143.56円）と比べて43銭程度のドル安水準だった。5月米ISM非製造業景況指数が49.9と予想の52.0や好不調の境目とされる50を下回ると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが加速。23時30分過ぎに一時143.00円と日通し安値を更新した。

　ユーロドルは堅調。24時時点では1.1432ドルと22時時点（1.1409ドル）と比べて0.0023ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米指標をきっかけに米長期金利が大きく低下するとユーロ買い・ドル売りが活発化。24時前に一時1.1434ドルと日通し高値を付けた。

　ユーロ円は頭が重い。24時時点では163.64円と22時時点（163.79円）と比べて15銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた売りが出ると一時163.46円と本日安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：143.00円　-　144.38円
ユーロドル：1.1357ドル　-　1.1434ドル
ユーロ円：163.46円　-　164.24円


（中村）