東京外国為替市場概況・15時 ドル円、方向感模索

 11日午後の東京外国為替市場でドル円は方向感模索。15時時点では144.99円と12時時点(144.95円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。財務省が「国債買い入れ消却の7月実施は現実的ではなく想定していない」との見解を示したことが伝わると、144.89円付近まで小幅に下押し。下げ一巡後は145.14円付近まで値を上げるも、朝方に付けた高値を前に伸び悩むなど、方向感が定まらなかった。

 ユーロ円はじり高。15時時点では165.60円と12時時点(165.46円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。12時前に165.39円の安値を見た後は、後場に入り日経平均が底堅く推移したこともあり165.60円台まで緩やかに買い戻された。

 ユーロドルは小高い。15時時点では1.1422ドルと12時時点(1.1415ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。午前に1.1406ドルの安値を見た後はしばらく1.1410ドル台でのもみ合いが続くと、15時前に1.1420ドル台まで小幅に値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.66円 - 145.16円
ユーロドル:1.1406ドル - 1.1439ドル
ユーロ円:165.39円 - 165.81円


(川畑)
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