香港年金、米国がAAA格付け失えば米国債を削減へ

 香港の年金基金は米国の国債が主要格付け機関によるAAA格付けを失った場合、保有する米国債の比率を引き下げる方針だと一部通信社が伝えた。香港の強制積立年金(MPF)制度では、AAA格付けが維持されている場合のみ、総資産の10%超を米国債に投資できるが、ムーディーズによる格下げで規制上の上限が意識される状況となっている。監督当局はさらなる格下げリスクに備え、各基金にコンティンジェンシープランの策定を指示しており、今後米国債の組入比率が減少すれば、市場への影響も懸念される。

(越後)
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