16日香港株=続落か、中東情勢の緊迫化でリスク回避

 週明け16日の香港市場は続落か。イスラエルとイランの攻撃の応酬は収拾の見通しがなく、緊迫した情勢が続くなかで投資家心理が悪化しそうだ。イスラエルはイランの核施設や軍事施設から、エネルギー施設、空港、行政施設へと攻撃対象を拡大していると伝わった。一方、イランは15日、これまで夜間に限定していた軍事作戦を日中にも実施した。

 一方、中国国家統計局がきょう午前に発表する5月の小売売上高など主要経済統計が注目の材料となる。また、米連邦準備理事会(FRB)17-18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利見通し(ドットチャート)を公表する予定。

 13日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって大幅に反落した。中東情勢の緊迫化を受け、リスク回避の売りが膨らんだ。中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)、中国4大商業銀行の中国建設銀行(00939)、不動産開発の華潤置地(01109)が香港終値を下回った半面、新エネルギー車大手のBYD(01211)、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。
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