17日香港株=堅調か、中東情勢への懸念が後退

 17日の香港市場は堅調か。前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、香港市場でも買いが広がりそうだ。イスラエルとイラン双方による攻撃が週明け月曜日も続いたが、イランがサウジアラビアを含む複数の国に対してトランプ米大統領がイスラエルに即時停戦を求めることを要請したと報じられたことで紛争の沈静化期待が高まった。

 ただ、18日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見が控えており、結果を見極めようと様子見ムードが広がる可能性もある。

 16日のNY株式相場は主要3指数がそろって大幅に反発。イスラエルとイランの紛争が収束に向かうとの楽観的な見方が強まる中、時間外で一時1バレル77米ドルを上回ったNY原油が71米ドル台に下落したことで、リスク回避ムードが和らいだ。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、美団(03690)が香港終値を下回った半面、HSBC(00005)やアリババ集団(09988)が上回って引けた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。