今日の株式見通し=軟調か 中東リスクを警戒して米国株は下落

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は299ドル安の42215ドルで取引を終えた。イスラエルとイランの紛争激化に対する警戒が高まり、幅広い業種が売られる展開。5月小売売上高など経済指標が弱かったことも嫌気され、終盤にかけて下げ幅を広げた。ドル円は足元145円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが280円安の38230円、ドル建てが150円安の38360円で取引を終えた。

 米国株の引け味が悪く、日本株も売りに押されると予想する。NY原油が大きく上昇しており、米国ではエネルギー株以外は弱かった。ただ、エヌビディアは小幅な下落にとどまったほか、AMDやマイクロンはプラスで終えるなど、半導体株は相対的に値を保っている。ドル円は円安に振れており、大きく下げるようなら下値では買いが入ると考える。本日の米国ではFOMCの結果が発表される。売り一巡後は様子見姿勢の強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは38200-38550円。
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