今日の株式見通し-もみ合いか 米国株は下落も強いCPIを冷静に消化
東京市場はもみ合いか。米国株は下落。ダウ平均は208ドル安の30772ドルで取引を終えた。米6月消費者物価指数(CPI)は前年比+9.1%と、前月分の+8.6%を上回る強い内容。インフレ加速への警戒から全般売りが優勢となった。ドル円は足元137円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて45円高の26485円、ドル建てが85円高の26525円で取引を終えた。
CPIが強いことはある程度織り込まれていたようで、米国株は下げはしたものの、反応は落ち着いていた。序盤に大きく下げた後、終盤には値を戻している。また、米債券市場は値動きが荒くなったものの、景気後退が意識されて10年債利回りは低下した。金利の急上昇が避けられたことでナスダックはプラス圏に浮上する場面もあり、3指数の中では最もパフォーマンスが良かった。米国株がパニック的な下げとならなかったことは安心材料で、売りは手控えられるだろう。ただ、今回の結果を受けて、7月のFOMCでは0.75%以上の利上げが濃厚となった。米国株も警戒されたほど下げなかったというだけで反応は下で、買い材料には乏しい。強弱感が交錯する中、前日終値近辺での一進一退が続くと予想する。日経平均の予想レンジは26300円-26600円
CPIが強いことはある程度織り込まれていたようで、米国株は下げはしたものの、反応は落ち着いていた。序盤に大きく下げた後、終盤には値を戻している。また、米債券市場は値動きが荒くなったものの、景気後退が意識されて10年債利回りは低下した。金利の急上昇が避けられたことでナスダックはプラス圏に浮上する場面もあり、3指数の中では最もパフォーマンスが良かった。米国株がパニック的な下げとならなかったことは安心材料で、売りは手控えられるだろう。ただ、今回の結果を受けて、7月のFOMCでは0.75%以上の利上げが濃厚となった。米国株も警戒されたほど下げなかったというだけで反応は下で、買い材料には乏しい。強弱感が交錯する中、前日終値近辺での一進一退が続くと予想する。日経平均の予想レンジは26300円-26600円