東京外国為替市場概況・10時 ドル円 しっかり

 14日の東京外国為替市場でドル円はしっかり。10時時点では137.90円とニューヨーク市場の終値(137.39円)と比べて51銭程度のドル高水準だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が引き締めを加速させるとの思惑が高まっていることが支えとなり、137.97円まで1998年9月以来の高値を更新した。デイリー米サンフランシスコ連銀総裁の「今月会合での1.00%の利上げは可能性の範囲内」との発言が伝わった。

 ユーロドルは上値が重い。10時時点では1.0022ドルとニューヨーク市場の終値(1.0059ドル)と比べて0.0037ドル程度のユーロ安水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)での1.00%利上げへの警戒感が高まっていることを背景に全般ドル買いが優勢となり、1.0021ドルまで下押した。昨日は一瞬1ユーロ=1ドルのパリティ(等価)を割り込み、その後は買い戻しが入ったものの、ドル高と欧州景気鈍化懸念で戻り売り圧力が強く、1.00ドル台前半に押し戻されている。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では138.22円とニューヨーク市場の終値(138.19円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの下落が重しとなるも、ドル円の上昇につられ138.33円までじり高。反落して寄り付いた日経平均は小安い水準で下げ渋り、手がかりとはなっていない。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.28円 - 137.97円
ユーロドル:1.0021ドル - 1.0065ドル
ユーロ円:137.99円 - 138.33円

(金)
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