東京マーケットダイジェスト・14日 ドル高・株高

(14日終値:15時時点)
ドル円:1ドル=138.42円(前営業日NY終値比△1.03円)
ユーロ円:1ユーロ=138.68円(△0.49円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0018ドル(▲0.0041ドル)
日経平均株価:26643.39円(前営業日比△164.62円)
東証株価指数(TOPIX):1893.13(△4.28)
債券先物9月物:149.23円(▲0.03円)
新発10年物国債利回り:0.230%(横ばい)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.00500%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債         1兆4910億円の処分超 1兆4140億円の処分超・改
対内株式            5263億円の取得超  4903億円の処分超・改
5月鉱工業生産確報
前月比               ▲7.5%      ▲7.2%
前年同月比             ▲3.1%      ▲2.8%
5月設備稼働率(前月比)       ▲9.2%       0.0%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は買い優勢。昨日に発表された6月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る結果となったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを進めるとの見方から全般にドル買いが先行した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が今月の会合で1.00%利上げに踏み切るとの見方も浮上するなか、米金利の上昇とともに上値を試す展開に。一時138.55円と1998年以来の高値を更新した。

・ユーロ円はしっかり。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、日経平均株価の上昇も相場の支えとなり、一時138.80円まで値を上げた。また、豪ドル円は良好な6月豪雇用統計を受けて93.69円まで上値を試す場面も見られた。

・ユーロドルは弱含み。全般にドル買いが強まった流れに沿って一時1.0010ドルまで下押しした。

・日経平均株価は続伸。外国為替市場で円安・ドル高が進んだことを受け、輸出関連株の一角に買いが入った。半導体関連株などの上昇も相場を押し上げる格好となり、指数は一時230円超高まで上昇する場面も見られた。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反落。昨日の米国債券相場が上昇した影響から149円32銭まで買われたが、その後は時間外の米長期金利が上昇したことに伴ってマイナス圏まで売りに押された。一方で、本日実施された20年物国債入札が「やや強めの結果だった」こともあり、下値を探る動きも限られた。

(岩間)
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