NY為替見通し=円安トレンドも調整売りには要警戒、ウォラー理事の発言に要注目
本日のNY時間も円安の流れは変わらないだろうが、すでに2円超の円安・ドル高が進行していることで、調整の売りも大きくなる可能性もあり、振り落とされないようには警戒したい。
本日の米国時間の経済指標では、6月の米卸売物価指数(PPI)や米新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数が発表される。ただし、PPIと失業保険申請件数等は、昨日発表された6月米消費者物価指数(CPI)や先週発表された6月米雇用統計と比較すると、若干ながら注目度が低いことで、さらに背中を押す経済指標となることはあっても、トレンドを反転させることは難しいだろう。よって、市場を動意づけるとすると、両指標とも強い結果となった場合か。
また、日本時間24時からウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が、グローバル・インディペンデンス・センター主催の「第14回ロッキーマウンテン経済サミット」で基調演説を行う予定となっていることにも注目したい。約1時間にわたり演説と質疑応答が予定されていることで、ウォラー理事が昨日のCPIについての捉え方を応える可能性が高い。1週間前にウォラー理事は7月に0.75%、9月は0.50%の利上げを支持すると述べているが、昨日のCPIの結果を鑑みて0.75%から変更があるのかが気になるところだ。
円安トレンドが継続される可能性は高いが、上述したように調整の売りが入った場合も大きくなることは覚悟しておく必要がある。調整幅が本日午前に付けた高値138.10円近辺か、昨日高値137.87円になるか、もしくは更に大きくなる可能性があるだろう。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、1998年9月1日高値139.90円や節目の140.00円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値は、本日午前に付けた高値138.10円や昨日高値137.87円。
(松井)
本日の米国時間の経済指標では、6月の米卸売物価指数(PPI)や米新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数が発表される。ただし、PPIと失業保険申請件数等は、昨日発表された6月米消費者物価指数(CPI)や先週発表された6月米雇用統計と比較すると、若干ながら注目度が低いことで、さらに背中を押す経済指標となることはあっても、トレンドを反転させることは難しいだろう。よって、市場を動意づけるとすると、両指標とも強い結果となった場合か。
また、日本時間24時からウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が、グローバル・インディペンデンス・センター主催の「第14回ロッキーマウンテン経済サミット」で基調演説を行う予定となっていることにも注目したい。約1時間にわたり演説と質疑応答が予定されていることで、ウォラー理事が昨日のCPIについての捉え方を応える可能性が高い。1週間前にウォラー理事は7月に0.75%、9月は0.50%の利上げを支持すると述べているが、昨日のCPIの結果を鑑みて0.75%から変更があるのかが気になるところだ。
円安トレンドが継続される可能性は高いが、上述したように調整の売りが入った場合も大きくなることは覚悟しておく必要がある。調整幅が本日午前に付けた高値138.10円近辺か、昨日高値137.87円になるか、もしくは更に大きくなる可能性があるだろう。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、1998年9月1日高値139.90円や節目の140.00円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値は、本日午前に付けた高値138.10円や昨日高値137.87円。
(松井)