7月FOMCでの0.75%と1.00%利上げ確率、ほぼ拮抗

 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」によると、今月26-27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では通常の4倍にあたる1.00%の利上げを予想する確率が50%近辺まで低下し、0.75%の利上げ確率とほぼ拮抗した。
 ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「7月は0.75%利上げが基本シナリオ」「市場は1.00%利上げに関してやや先走った可能性」と発言したことなどを意識されたようだ。なお、ウォラー氏は「FOMCまでに出る経済指標が予想よりも強い場合、大幅な利上げを支持する」と述べ、データ次第では1.00%の利上げを支持する考えも示した。

(中村)
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