米国債市場概況・15日 10年物国債利回り、2.92%に低下
15日の米国債券相場で長期ゾーンは反発。表面利率2.875%の10年物国債利回りは前営業日比0.04%低い(価格は高い)2.92%で終えた。ミシガン大が消費者態度指数に併せて発表した消費者の期待インフレ率が前月から鈍化し予想を下回ったことを受けて、米連邦準備理事会(FRB)の急激な利上げ観測が後退し、債券買いを誘った。
FRBでタカ派として知られるウォラー理事とブラード米セントルイス連銀総裁は前日に今月の会合で予想される利上げ幅について、0.75%を支持すると表明したが、本日はボスティック米アトランタ連銀総裁が「あまりにも劇的な動きは経済を弱体化させ、不確実性が増す可能性がある」との考えを示した。
(中村)
FRBでタカ派として知られるウォラー理事とブラード米セントルイス連銀総裁は前日に今月の会合で予想される利上げ幅について、0.75%を支持すると表明したが、本日はボスティック米アトランタ連銀総裁が「あまりにも劇的な動きは経済を弱体化させ、不確実性が増す可能性がある」との考えを示した。
(中村)