NY株見通し-今週は発表が本格化する第2四半期決算に注目

 今週のNY市場は発表が本格化する第2四半期決算に注目。先週は景気後退(リセッション)懸念や、6月CPIの上振れ懸念、7月FOMCでの1%利上げ見通し、予想を下回るJPモルガン・チェースの決算などが重しとなり週明け11日から14日まで下落基調が続いた。ただ、週末15日はシティグループなどの好決算やボスティック米アトランタ連銀総裁などのFRB高官の発言などを受けて7月FOMCでの1%の大幅利上げ見通しが後退したことで大幅に反発し、主要3指数がそろって下落幅を縮小して終了した。週末の動きでは、ウォールストリート・ジャーナルが17日に、7月FOMCでも0.75%の利上げが決定される見通しと報じた。今週はリセッション入りの可能性やインフレ動向などが引き続き注目される中、発表が本格化する第2四半期決算が焦点となりそうだ。主要なものはゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、IBM(以上18日)、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ネットフリックス(以上19日)、ベーカー・ヒューズ、ユナイテッド航空、テスラ(以上20日)、ダウ、ユニオン・パシフィック、AT&T(以上21日)、ベライゾン、アメリカン・エキスプレス(以上22日)など。 

 今晩は米経済指標・イベントは7月NAHB住宅市場指数、対米証券投資など。企業決算は寄り前にゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、引け後にIBMなどが発表予定。(執筆:7月18日、14:00)
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