NY為替見通し=米1.00%利上げ期待後退によるドル売りの流れ続くか注視
NYタイムは、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での1.00%利上げを相当程度は一時織り込んだ状態に対する巻き戻しのドル売りが、どこまで進むかを注視しながらの展開となろう。
1.00%利上げ期待はく落を受けたこの流れの歯止めになるような重要な米経済指標発表などのイベントは、本日のNYタイムには特に予定されていない。ただ、足もとで欧州株や米株価先物の上昇をにらみ利回り水準を切り上げて取引を再開した米10年債など、米金利の動向が下支えになることは考えられる。利回りがいったん頭打ち気味になりかけた場面もあったが、持ち直している。NYタイムに移行して、米金利水準がよりドル相場に影響を与える時間帯に、米10年債利回りが一定の水準を維持していればドルも底堅さを示しそうだ。
もっとも、いったん強い材料を織り込んでから一転ドル売りが進んだ展開であるため、反発局面での戻り売りも、ポジション整理が十分ついていない市場参加者から出てくるだろう。株高などがリスク選好の円売りにつながってある程度の戻りをみせても、本格的な上伸へ転じるのは難しいとみる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、先週末15日NYタイム高値138.93円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、日足一目均衡表・転換線137.18円。
(関口)
1.00%利上げ期待はく落を受けたこの流れの歯止めになるような重要な米経済指標発表などのイベントは、本日のNYタイムには特に予定されていない。ただ、足もとで欧州株や米株価先物の上昇をにらみ利回り水準を切り上げて取引を再開した米10年債など、米金利の動向が下支えになることは考えられる。利回りがいったん頭打ち気味になりかけた場面もあったが、持ち直している。NYタイムに移行して、米金利水準がよりドル相場に影響を与える時間帯に、米10年債利回りが一定の水準を維持していればドルも底堅さを示しそうだ。
もっとも、いったん強い材料を織り込んでから一転ドル売りが進んだ展開であるため、反発局面での戻り売りも、ポジション整理が十分ついていない市場参加者から出てくるだろう。株高などがリスク選好の円売りにつながってある程度の戻りをみせても、本格的な上伸へ転じるのは難しいとみる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、先週末15日NYタイム高値138.93円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、日足一目均衡表・転換線137.18円。
(関口)