米国債市場概況・29日 10年物国債利回り、2.65%に低下

 29日の米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。表面利率2.875%の10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は高い)2.65%で終えた。欧州市場に入ると持ち高調整の売りが強まったほか、6月米個人消費支出(PCE)など米インフレ指標が強かったことも売りにつながり、利回りは一時2.72%台まで上昇した。ただ、過度な大幅利上げ期待がいったん後退するなかで次第に買い戻しが優勢となり、利回りは2.61%台まで一転低下する場面もあった。

(越後)
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