米国債市場概況・11日 10年物国債利回り、2.89%に上昇

 11日の米国債券相場で長期ゾーンは下落。表面利率2.750%の10年物国債利回りは前営業日比0.11%高い(価格は安い)2.89%で終えた。予想を下回る7月米卸売物価指数(PPI)をきっかけに債券買いが先行したものの、そのあとは一転下落した。米連邦準備理事会(FRB)高官らのインフレ警戒を改めて強調する発言が相次いだことで債券売りが出たほか、米30年債入札が「低調」と受け止められたことが相場の重し。

(中村)
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