米国債市場概況・26日 10年物国債利回り、3.04%に上昇
26日の米国債券相場で長期ゾーンは反落。表面利率2.750%の10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は安い)3.04%で終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がジャクソンホール会議での講演で、インフレ抑制を最優先に利上げを続ける方針を改めて強調すると、金融引き締めの長期化観測が強まり債券売りが進んだ。半面、米景気が悪化するとの懸念から米国株が急落すると、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入ったため下値は限定的だった。
(中村)
(中村)