欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、弱含み

 1日の欧州外国為替市場でユーロドルは弱含み。20時時点では1.0018ドルと17時時点(1.0028ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。独10年債利回りが1.63%台まで上昇幅を拡大した場面では、1.0048ドル前後まで戻した。しかし、欧州の景気後退懸念が根強いなかでは買い上げる力も限定的。独長期金利が1.57%まで低下するとユーロドルも下押し。その後も独金利の戻りは鈍く、欧州株の軟調もあって1.0003ドルまで本日安値を更新した。

 ユーロ円も本日安値を更新。20時時点では139.56円と、17時時点(139.69円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。ユーロ売りに加えて、欧州株のマイナス推移からリスクオフの円買い傾向となり、139.37円まで下振れた。

 ドル円は小戻し。20時時点では139.30円と17時時点(139.28円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。対ユーロでドルが強含んだことや、米10年債利回りが3.18%台から3.2%まで戻したことが下支え要因。一時139.37円前後まで戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.86円 - 139.68円
ユーロドル:1.0003ドル - 1.0057ドル
ユーロ円:139.37円 - 140.00円

(関口)
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