欧州外国為替市場概況・20時　ユーロドル、失速

　6日の欧州外国為替市場でユーロドルは失速。20時時点では0.9925ドルと17時時点（0.9975ドル）と比べて0.0050ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢の参入後につけた0.9986ドルを高値として上値の重さを確認すると、ユーロポンドなど一部ユーロクロスの下落につれて徐々に上値を切り下げた。独長期金利が低下したことも相場の重しとなり、20時前には0.9922ドルまで本日安値を更新した。
　なお、ユーロポンドは一時0.8567ポンドの安値までユーロ安・ポンド高が進行。市場では「欧州勢からまとまったユーロポンドの売りが観測された」との指摘もあった。

　ドル円は高値圏でもみ合い。20時時点では141.75円と17時時点（141.54円）と比べて21銭程度のドル高水準だった。17時30分過ぎに141.86円まで上値を伸ばすと、その後は高値圏でのもみ合いに。時間外の米10年債利回りは3.22％台まで上昇幅を縮めたが、依然として底堅い地合いを維持している。

　ユーロ円は弱含み。20時時点では140.70円と17時時点（141.19円）と比べて49銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落につれて140.60円台まで押し戻された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円：140.25円　-　141.86円
ユーロドル：0.9922ドル　-　0.9986ドル
ユーロ円：139.56円　-　141.42円

（岩間）