米国債市場概況・9日 10年物国債利回り、3.31%に低下

 9日の米国債券相場で長期ゾーンは小反発。表面利率2.750%の10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は高い)3.31%で終えた。欧州債相場が上昇したことで米国債にも買いが先行したものの、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの観測を背景に売りも出やすく引けにかけて上げ幅を縮めた。
 なお、金融政策の影響を受けやすい2年債利回りは一時3.5731%前後と2007年11月以来の高水準を付けた。

(中村)
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