米国債市場概況・16日 10年物国債利回り、横ばいの3.45%

 16日の米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。表面利率2.750%の10年物国債利回りは前営業日と同じ3.45%で終えた。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの観測を背景に売りが先行。利回りは一時3.4883%前後と6月16日以来の高水準を付けた。ただ、米ミシガン大学が発表した消費者の期待インフレ率が昨年来の低水準を付けたことが分かると買い戻しが優勢となった。
 米金融政策の影響を受けやすい2年債利回りは一時3.9221%前後と2007年11月以来の高水準を付ける場面があった。

(中村)
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