米国債市場概況・19日 10年物国債利回り、3.49％に上昇

　19日の米国債券相場で長期ゾーンは下落。表面利率2.750％の10年物国債利回りは前営業日比0.04％高い（価格は安い）3.49％で終えた。米連邦準備理事会（FRB）の一段の利上げと金融引き締めの長期化観測が高まる中、債券売りが優勢となった。利回りは一時3.5158％前後と2011年以来約11年ぶりの高水準を付けた。
　米金融政策の影響を受けやすい米2年債利回りは一時3.9655％前後と2007年11月以来の高水準を付けた。

（中村）