ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、弱含み

 21日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは弱含み。24時時点では0.9879ドルと22時時点(0.9913ドル)と比べて0.0034ドル程度のユーロ安水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果がタカ派寄りの内容になるとの観測が高まる中、ユーロ売り・ドル買いがじわりと強まった。24時過ぎに一時0.9873ドルと日通し安値を更新した。
 ただ、市場では「タカ派的な内容はある程度相場に織り込まれている」との指摘もあり、一本調子で下落する展開にはならなかった。
 なお、米2年債利回りは一時4.0036%前後と2007年10月以来の高水準を付けた。

 ドル円は小高い。24時時点では144.07円と22時時点(143.97円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。米金利上昇に伴う円売り・ドル買いが出たものの、本日のFOMC結果公表や21-22日の日銀金融政策決定会合など重要イベントを前に様子見ムードも広がっており、大きな方向感は出ていない。

 ユーロ円は頭が重い。24時時点では142.35円と22時時点(142.75円)と比べて40銭程度のユーロ安水準。ドル円の上昇につれた買いが入った一方、ユーロドルの下落につれた売りが相場の重しとなり142.33円付近まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.35円 - 144.21円
ユーロドル:0.9873ドル - 0.9977ドル
ユーロ円:141.93円 - 143.60円


(中村)
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