東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下げ渋り

 27日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。17時時点では144.26円と15時時点(144.39円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが3.82%台まで低下幅を拡大するにつれてドル安が進み、ドル円は一時144.06円と本日安値を付けた。ただ、金利が3.85%台まで低下幅を縮めると144.30円台まで持ち直すなど、金利動向に振らされる展開となっている。

 ユーロドルは伸び悩み。17時時点では0.9647ドルと15時時点(0.9650ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利が低下したほか、ポンド高が進んだことにつれる形で一時0.9671ドルと日通し高値を更新した。もっとも、米金利低下が一服したため、その後は0.9640ドル台まで上値を切り下げた。

 ユーロ円は17時時点では139.17円と15時時点(139.36円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが高値を付けたタイミングで139.55円まで上昇したが、その後はユーロドルが伸び悩んだため139円台前半を中心としたもみ合いとなった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:144.06円 - 144.76円
ユーロドル:0.9584ドル - 0.9671ドル
ユーロ円:138.71円 - 139.55円


(越後)
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