ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル、下げ幅拡大

 28日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは上げ幅拡大。4時時点では0.9744ドルと2時時点(0.9702ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ高水準だった。米債への買いの勢いが弱まらず、米10年債利回りが3.70%台まで低下幅を広げるとドルが全面安に。4時前にはユーロドルは0.9751ドルまで上げ幅を拡大し、本日は1日で215Pipsのドル安・ユーロ高となった。
 なお、ポンドドルは日通し安値から370Pips超上昇し、1.0916ドルまで上げ幅を一時広げたが、26日に史上最安値を付けてからの戻し高値1.0931ドルには届かなかった。
 
 ドル円は弱含み。4時時点では143.95円と2時時点(144.21円)と比べて26銭程度のドル安水準。米金利の低下でドル円も144.00円にあったストップロスを付けると143.91円まで弱含んだ。

 ユーロ円は堅調。4時時点では140.28円と2時時点(139.92円)と比べて36銭程度のユーロ高水準。ダウ平均が大幅に反発するなど市場がリスク選好の動きになったことと、欧州通貨を中心に買い戻しが進んだことでユーロ円も140.40円まで上げ幅を拡大した。
 また、カナダドル円は原油価格が急騰していることで、105.88円まで上値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.91円 - 144.87円
ユーロドル:0.9536ドル - 0.9751ドル
ユーロ円:138.06円 - 140.40円

(松井)
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