今日の株式見通し=横ばいか 米国株は大幅安スタートから値を戻す

 東京市場は横ばいか。米国株は下落。ダウ平均は42ドル安の30273ドルで取引を終えた。8月ADP民間部門雇用者数が市場予想を上回ったことで、金融引き締めへの警戒が再燃し、序盤では400ドル超下げる場面もあった。しかし3万ドルを割り込んだところでは押し目買いが入って急速に下げ幅を縮小。終盤には一時プラス圏に浮上し、小幅な下落で取引を終えた。ドル円は足元144円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円安の27020円、ドル建てが45円安の27035円で取引を終えた。

 雇用指標が強く、米国株もこれに対して下には反応した。しかし、3指数とも売りを吸収して切り返しており、足元の地合いが改善していることが改めて確認できた。米国株が結局下落で終えたことから弱めのスタートにはなりそうだが、日本株を売り込む動きにはならないとみる。日経平均は前日終値(27120円)近辺での一進一退を予想。下を試しに行く場面はあるかもしれないが、27000円を割り込むようなら押し目買いが入るだろう。日経平均の予想レンジは26900円-27250円
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