NY株見通し-今週は発表がスタートする第3四半期決算や消費者物価指数などの経済指標に注目
今週のNY市場は決算発表と経済指標に注目。先週は大幅に上昇してスタートしたものの、週末7日に発表された米9月雇用統計で失業率が予想以上に低下したことで大幅反落し、上昇幅を大きく縮小。週間ではダウ平均が2.0%高、S&P500が1.5%高、ナスダック総合が0.7%高とそろって4週ぶりの反発となった。週末は、第3四半期の売上高が会社見通しに届かないと警告したアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が急落し半導体株が軒並み安となったことや、リーヴァイ・ストラウスが通期業績見通しを下方修正したことも重しとなった。今週はインフレ高進や世界的な景気減速懸念が引き続き意識される中、週半ばからスタートする企業の第3四半期決算や9月消費者物価指数(CPI)などの経済指標が焦点となりそうだ。決算発表はJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、モルガン・スタンレーの大手金融機関のほか、ペプシコ、デルタ航空、ユナイテッドヘルスが発表予定。経済指標は、12日の生産者物価指数 (PPI)、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、13日の9月消費者物価指数 (CPI) 、14日の9月小売売上高、10月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同1年先期待インフレ率速報値などに注目。
今晩はコロンブスデーで債券市場が休場。米経済指標・イベントは9月雇用傾向指数や、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)副議長、エバンズ米シカゴ連銀総裁の講演など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:10月10日、14:00)
今晩はコロンブスデーで債券市場が休場。米経済指標・イベントは9月雇用傾向指数や、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)副議長、エバンズ米シカゴ連銀総裁の講演など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:10月10日、14:00)