NY株見通し-長期金利の上昇一服を追い風とした反発トレンド継続を期待

【※タイトルを修正します。】

 今晩のNY市場は堅調か。10月入りした昨日は、年末株高アノマリーが意識される中、長期金利が低下したことが好感され幅広い銘柄が買い戻された。9月月間で2020年3月以来の大幅安を記録したダウ平均とS&P500はそれぞれ2.66%高、2.59%高と3日ぶりに大幅反発し、ハイテク株主体のナスダック総合も2.27%上昇した。寄り後に発表された米9月ISM製造業PMIは予想や前月を下回り、先週に一時4.0%を上回った米10年債利回りは、3.64%台に低下した。今晩の取引でも年末ラリーへの期待や、長期金利の上昇一服を追い風に反発トレンドの継続が期待される。発表される経済指標が弱い結果となれば、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)や米連邦準備理事会(FRB)高官からの相次ぐタカ派発言を受けて強まった高金利政策の長期化見通しが一段と後退しそうだ。

 今晩の米経済指標は8月製造業新規受注、8月JOLTS求人件数など。ジェファーソンFRB理事や、ローガン米ダラス連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁などの講演やあいさつも予定されている。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:10月4日、14:00)
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