NY株見通しー一旦反発か 為替、金利、FRB高官発言に注目

 今晩のNY市場は一旦反発か。昨日はドル高進行や金利上昇が引き続き重しとなり主要3指数がそろって5日続落した。ダウ平均は連日で年初来安値を更新し、最高値からは20.49%安となり「弱気相場」入りとなった。S&P500も終値で年初来安値を更新し、高値からの下落率を24%に拡大した。

 今晩の取引では、ドル高や高金利が引き続き上値圧迫要因となることが予想される一方、前日までに5日続落したことや、移動平均線からのかい離率、プット・コールレシオなど売られ過ぎを示すテクニカル指標も増えており、一旦反発も期待できそうだ。為替相場や金利の動向、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長などの金融当局者の発言には引き続き要注目か。

 今晩の米経済指標は8月耐久財受注、9月消費者信頼感指数、8月新築住宅販売件数など。パウエルFRB議長のパネルディスカッション参加や、ブラード米セントルイス連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の講演も予定されている。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月27日、14:00)
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