米国債市場概況・13日 10年物国債利回り、3.95%に上昇
13日の米国債券相場で長期ゾーンは反落。表面利率2.750%の10年物国債利回りは前営業日比0.05%高い(価格は安い)3.95%で終えた。9月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを続けるとの見方が強まると債券売りが広がった。利回りは一時4.0754%前後と2008年10月以来14年ぶりの高水準を付けた。ただ、売り一巡後は値ごろ感から押し目買いが入り上げに転じる場面もあった。市場では「4%を超える利回りは投資家にとって魅力的」との声が聞かれた。
(中村)
(中村)