ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下値切り上げ

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値を切り上げた。2時時点では147.15円と24時時点(146.73円)と比べて42銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが上昇に転じるのを眺めて147円台を回復。そのままロンドンフィキシング(日本時間1時)にかけて底堅く推移し、147.34円付近まで反発した。買い戻し一巡後は147.10円台まで押し戻されている。

 ユーロドルは上昇が一服。2時時点では0.9915ドルと24時時点(0.9929ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇を受けて伸び悩み、ロンドンフィキシング前には0.9887ドルまで上値を切り下げた。もっとも下げは調整の範囲に留まり、一巡後は0.9910ドル台まで切り返した。
 ほかドル売りが優勢だったドル/カナダドル(CAD)も、1.3469CADを底に一時1.3540CAD台まで値を戻す場面があった。

 ユーロ円は強含み。2時時点では145.90円と24時時点(145.70円)と比べて20銭程度のユーロ高水準だった。NY序盤からの堅調地合いが継続され、145.94円まで日通し高値を更新。一時600ドル超高まで上昇したダウ平均がマイナスに沈むなど米株の上値は重かったが、クロス円への影響は限られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.56円 - 148.40円
ユーロドル:0.9743ドル - 0.9940ドル
ユーロ円:144.24円 - 145.94円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。