NY株見通し-経済指標やFOMC議事要旨をにらんだ神経質な展開か

 今晩のNY市場はもみ合いか。2023年初日の取引となった昨日は上昇してスタートしたものの、第4四半期の出荷台数が予想を下回ったテスラ株の急落や、iPhoneの減産報道が嫌気されたアップル株の大幅安をきっかけに景気後退(リセッション)懸念が強まり、主要3指数がそろって下落してスタートした。今晩の取引でも米国の景気後退(リセッション)の程度や金融政策の見通しを巡り、12月ISM製造業PMIなどの経済指標や0.50%の利上げが決定された12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨などをにらんだ神経質な展開か。週末6日には米12月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)も発表される。

 今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、12月ISM製造業PMI、11月JOLTS求人件数、FOMC議事要旨など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:1月4日、14:00)
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