ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、堅調

 9日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは堅調。24時時点では1.0728ドルと22時時点(1.0689ドル)と比べて0.0039ドル程度のユーロ高水準だった。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め長期化への懸念が和らぐ中、ユーロ買い・ドル売りが進んだ。24時前には一時1.0738ドルと日通し高値を更新した。
 前週末の12月米雇用統計で賃金インフレの減速が確認され、12月米ISM非製造業指数が予想を大きく下回ったことで、FRBの利上げ長期化への懸念が後退している。

 ドル円は頭が重い。24時時点では131.88円と22時時点(132.27円)と比べて39銭程度のドル安水準だった。全般ドル売りが進んだ流れに沿って、一時131.69円付近まで下押しした。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.17まで低下した。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では141.49円と22時時点(141.39円)と比べて10銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.31円 - 132.66円
ユーロドル:1.0634ドル - 1.0738ドル
ユーロ円:140.17円 - 141.61円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。