ニューヨーク外国為替市場概況・10日 ドル円、3日ぶり反発
10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反発。終値は132.26円と前営業日NY終値(131.88円)と比べて38銭程度のドル高水準だった。「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はリクスバンク主催のイベントで、タカ派的な姿勢を示すのではないか」との思惑から、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行した。22時30分過ぎには一時132.48円と日通し高値を付けた。
ただ、パウエル氏が経済や金融政策について言及しなかったことが伝わると、一転ドル売りが優勢となり、23時30分過ぎには131.73円付近まで下押しした。もっとも、米10年債利回りが3.63%台まで上昇すると再び強含む展開に。2時前には132.34円付近まで持ち直した。
市場では「12日発表予定の12月米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの向きも多く、積極的な売買は手控えられた」との声が聞かれ、方向感が出にくい面もあったようだ。
ユーロドルは小幅ながら3日続伸。終値は1.0733ドルと前営業日NY終値(1.0730ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。パウエル氏の講演を巡り、市場の一部でタカ派寄りの発言が警戒されていたため、ユーロ売り・ドル買いが先行した。22時30分過ぎには一時1.0712ドルと日通し安値を付けた。
ただ、パウエル氏が経済や金融政策について言及しなかったことが伝わると一転ドル売りが優勢となり、23時30分過ぎには1.0759ドルと日通し高値を更新した。そのあとは米金利上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出て伸び悩んだ。
ユーロ円は3日続伸。終値は141.96円と前営業日NY終値(141.53円)と比べて43銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルがもみ合いとなったことで、大きな方向感は出なかったが、米国株高などを手掛かりに円売り・ユーロ買いが出ると一時142.05円と日通し高値を更新した。
本日の参考レンジ
ドル円:131.39円 - 132.48円
ユーロドル:1.0712ドル - 1.0759ドル
ユーロ円:141.10円 - 142.05円
(中村)
ただ、パウエル氏が経済や金融政策について言及しなかったことが伝わると、一転ドル売りが優勢となり、23時30分過ぎには131.73円付近まで下押しした。もっとも、米10年債利回りが3.63%台まで上昇すると再び強含む展開に。2時前には132.34円付近まで持ち直した。
市場では「12日発表予定の12月米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの向きも多く、積極的な売買は手控えられた」との声が聞かれ、方向感が出にくい面もあったようだ。
ユーロドルは小幅ながら3日続伸。終値は1.0733ドルと前営業日NY終値(1.0730ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。パウエル氏の講演を巡り、市場の一部でタカ派寄りの発言が警戒されていたため、ユーロ売り・ドル買いが先行した。22時30分過ぎには一時1.0712ドルと日通し安値を付けた。
ただ、パウエル氏が経済や金融政策について言及しなかったことが伝わると一転ドル売りが優勢となり、23時30分過ぎには1.0759ドルと日通し高値を更新した。そのあとは米金利上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出て伸び悩んだ。
ユーロ円は3日続伸。終値は141.96円と前営業日NY終値(141.53円)と比べて43銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルがもみ合いとなったことで、大きな方向感は出なかったが、米国株高などを手掛かりに円売り・ユーロ買いが出ると一時142.05円と日通し高値を更新した。
本日の参考レンジ
ドル円:131.39円 - 132.48円
ユーロドル:1.0712ドル - 1.0759ドル
ユーロ円:141.10円 - 142.05円
(中村)