ニューヨーク外国為替市場概況・6日 ドル円、4日ぶり反落
6日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに反落。終値は132.08円と前営業日NY終値(133.41円)と比べて1円33銭程度のドル安水準だった。前日の12月ADP全米雇用報告など、今週発表の米雇用指標が良好な内容となったことを受けて、この日も米長期金利の上昇とともにドル買いが先行した。アジア時間に伝わった「日銀はイールドカーブコントロール(YCC)の再修正は急がない。12月決定の影響と効果を見極める」との報道も相場の支援材料となり、22時過ぎには一時134.77円と日通し高値を更新した。
ただ、米労働省が発表した12月米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比22.3万人増と予想の20.0万人増を上回ったものの、平均時給が前月比0.3%/前年比4.6%と予想の前月比0.4%/前年比5.0%を下回ったことが伝わると一転下落した。賃金インフレの減速が確認され、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念が和らいだことで、米金利の低下とともにドル売りが優勢となった。その後発表の12月米ISM非製造業指数が予想を大きく下回り、好況と不況の分かれ目とされる50を割り込んだこともドル売りを促し、4時過ぎには一時132.00円まで値を下げた。
米長期金利の指標である米10年債利回りは3.74%台から3.54%台まで大幅に低下した。
ユーロドルは反発。終値は1.0644ドルと前営業日NY終値(1.0522ドル)と比べて0.0122ドル程度のユーロ高水準だった。前日までに発表された米経済指標が軒並み良好な内容だったことから、この日もドル買いが先行した。NY序盤には一時1.0484ドルと日通し安値を更新した。
ただ、12月米雇用統計で平均時給が予想を下回り、12月米ISM非製造業指数が低調だったことが伝わると、米金利の低下とともにドル売りが活発化。4時30分過ぎには一時1.0648ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.87まで低下した。
ユーロ円は小反発。終値は140.58円と前営業日NY終値(140.38円)と比べて20銭程度のユーロ高水準。日本時間夕刻に一時本日高値となる141.45円まで上昇した影響が残った。ただ、NY時間に限れば上値の重さが目立った。ドル円の下落につれた売りが出て一時140.30円付近まで下押しする場面があった。
本日の参考レンジ
ドル円:132.00円 - 134.77円
ユーロドル:1.0484ドル - 1.0648ドル
ユーロ円:140.23円 - 141.45円
(中村)
ただ、米労働省が発表した12月米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比22.3万人増と予想の20.0万人増を上回ったものの、平均時給が前月比0.3%/前年比4.6%と予想の前月比0.4%/前年比5.0%を下回ったことが伝わると一転下落した。賃金インフレの減速が確認され、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念が和らいだことで、米金利の低下とともにドル売りが優勢となった。その後発表の12月米ISM非製造業指数が予想を大きく下回り、好況と不況の分かれ目とされる50を割り込んだこともドル売りを促し、4時過ぎには一時132.00円まで値を下げた。
米長期金利の指標である米10年債利回りは3.74%台から3.54%台まで大幅に低下した。
ユーロドルは反発。終値は1.0644ドルと前営業日NY終値(1.0522ドル)と比べて0.0122ドル程度のユーロ高水準だった。前日までに発表された米経済指標が軒並み良好な内容だったことから、この日もドル買いが先行した。NY序盤には一時1.0484ドルと日通し安値を更新した。
ただ、12月米雇用統計で平均時給が予想を下回り、12月米ISM非製造業指数が低調だったことが伝わると、米金利の低下とともにドル売りが活発化。4時30分過ぎには一時1.0648ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.87まで低下した。
ユーロ円は小反発。終値は140.58円と前営業日NY終値(140.38円)と比べて20銭程度のユーロ高水準。日本時間夕刻に一時本日高値となる141.45円まで上昇した影響が残った。ただ、NY時間に限れば上値の重さが目立った。ドル円の下落につれた売りが出て一時140.30円付近まで下押しする場面があった。
本日の参考レンジ
ドル円:132.00円 - 134.77円
ユーロドル:1.0484ドル - 1.0648ドル
ユーロ円:140.23円 - 141.45円
(中村)