今日の株式見通し=波乱含みか 日銀会合の結果に注目が集まる

 東京市場は波乱含みか。休場明けの米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が下落した一方、ナスダックは上昇した。ダウ平均は391ドル安の33910ドルで取引を終了。下に値幅が出ているが、これは決算が嫌気されたゴールドマン・サックスが大幅安となった影響が大きい。一方で、テスラやエヌビディアなど主力グロースの一角が大きく上昇している。ドル円は足元128円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて110円高の26250円、ドル建てが185円高の26325円で取引を終えた。

 ナスダックがプラスで終えていることや、ドル円が落ち着いていることなどから、ダウ平均の大幅安はそれほどネガティブ視はされないだろう。CME225先物からは上昇スタートも想定される。ただ、きょうの注目は日銀金融政策決定会合。前回の会合以降、為替と国内の株式・債券市場が不安定となっており、出てきた内容に対してマーケットが大きく反応する可能性が高い。結果が出た後の日本株の初動反応は、追加の金融政策修正などがなければ買い、あれば売りになると思われる。ただ、無風通過が濃厚と見られていた前回と違って今回は何が出てきてもおかしくないという状況のため、上がった後に大きく下がる、またはその逆の動きが出てくる可能性もある。上でも下でも振れ幅は大きくなるとみるが、現状では日銀が追い込まれている印象が強いことから、反応が下になった方が値幅がより出ることになるだろう。日経平均の予想レンジは25400円-26500円
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