欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、上伸

 20日の欧州外国為替市場でドル円は上伸。20時時点では129.63円と17時時点(128.89円)と比べて74銭程度のドル高水準だった。時間外取引の米10年債利回りが前日のレンジ上限を上回り3.43%台まで上昇。米長期金利の動きに連動し、ドル円は129.74円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは伸び悩み。20時時点では1.0838ドルと17時時点(1.0840ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。時間外取引の米10年債利回りが3.42%台で何度か伸び悩み、一時3.4%ちょうど付近へ下押した場面で1.0859ドルまで上昇。その後、米10年債利回りが水準を持ち直して3.43%台へ上昇するとユーロドルは伸び悩んだ。ただ、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が、現状のインフレ抑制路線継続の姿勢を示したことや、ユーロ円の上昇が一定の下支えとなった。

 ユーロ円は上昇。20時時点では140.50円と17時時点(139.72円)と比べて78銭程度のユーロ高水準だった。上昇が先行したユーロドルの動きにユーロ円も追随し、ユーロドルは伸び悩んだものの、その後はドル円の円安推移に連動。140.53円まで上伸した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:128.36円 - 129.74円
ユーロドル:1.0821ドル - 1.0859ドル
ユーロ円:139.06円 - 140.53円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。