欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下げ渋り

 8日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。20時時点では130.80円と17時時点(130.88円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。全般ドル売りの流れが進むなか、18時過ぎには130.60円まで下落した。ただ昨日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長インタビュー中につけた安値130.48円が支持水準として意識されると反発。米長期金利の低下幅縮小も支えに130.96円付近まで下値を切り上げた。一巡後は130.80円付近で上下している。

 ユーロドルは上昇一服。20時時点では1.0746ドルと17時時点(1.0758ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円同様に18時過ぎにドル売りが強まり、1.0761ドルまでユーロ高ドル安が進んだ。もっとも昨日NY午後につけた1.0766ドルには届かず、その後は持ち高調整の動きにも押されて1.0740ドル台まで失速した。
 
 ユーロ円は上値が重い。20時時点では140.57円と17時時点(140.80円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。140.50円台から140.70円台で方向感ない動きが続き、他ユーロクロスの弱さにつれて上値を切り下げた。
 ユーロポンドは0.8882ポンド、ユーロスイスフランが0.9871フランまで日通し安値を更新し、その後の戻りも鈍かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.60円 - 131.38円
ユーロドル:1.0724ドル - 1.0761ドル
ユーロ円:140.29円 - 140.94円


(小針)
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