欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下値堅い

 6日の欧州外国為替市場でドル円は下値が堅い。20時時点では132.23円と17時時点(131.77円)と比べて46銭程度のドル高水準だった。17時過ぎに一時132円台を回復したが、茂木自民党幹事長が「(日銀総裁最終調整との報道に対し)そのような事実はない」との見解を示すと、いったんは131.59円付近まで下落する場面があった。
 ただ、政府・与党関係者の発言は東京時間から度々伝わっていたこともあり、発言に対する反応は一時的だった。アジア時間につけた安値131.52円が再びサポートとして意識されたことを確認すると、その後は米10年債利回りが3.61%台まで上昇幅を拡大したことを支えに132.29円付近まで反発した。

 ユーロドルはさえない。20時時点では1.0765ドルと17時時点(1.0780ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇を背景に為替市場で全般ドル買いが進んだ流れに沿った。一時1.0760ドルまで本日安値を更新した。

 ユーロ円は20時時点では142.35円と17時時点(142.06円)と比べて29銭程度のユーロ高水準だった。ドル絡みの取引が中心となったことで一進一退の動きとなったが、次第にドル円の上昇につれた買い戻しが優勢となり、142.40円台まで下値を切り上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:131.52円 - 132.56円
ユーロドル:1.0760ドル - 1.0805ドル
ユーロ円:141.99円 - 142.99円

(岩間)
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