米国債市場概況・28日 10年物国債利回り、3.92%に上昇
28日の米国債券相場で長期ゾーンは小反落。表面利率3.500%の10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は安い)3.92%で終えた。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの観測が高まる中、債券売りが先行。利回りは一時3.9806%前後と昨年11月10日以来の高水準を付けた。ただ、そのあとはポジション調整目的の買いなどが入り下げ渋った。市場では「月末の機関投資家による保有債券の残存年限を長期化するための買いが入った」との声も聞かれた。
(中村)
(中村)