欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、じり安の流れ継続

 3日の欧州外国為替市場でドル円はじり安の流れが継続。20時時点では136.26円と17時時点(136.41円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。時間外取引の米10年債利回りが一時4%割れまで低下。米金利低下を受けたドル軟化で、ドル円は136.12円まで下値を探った。

 ユーロドルは底堅い。20時時点では1.0617ドルと17時時点(1.0610ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利が低下するなか、独10年債利回りも一時2.7%割れまで低下したため、ユーロ安・ドル高推移となる場面もあった。1月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)が予想以上に弱かったことも重し。しかし、全般的なドル安地合いが支援となり、1.06ドル割れは回避して持ち直した。

 ユーロ円は戻りが鈍い。20時時点では144.67円と、17時時点(144.74円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下押し先行や、ドル円の円高推移が重し。一時144.41円まで下落した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:136.12円 - 136.79円
ユーロドル:1.0596ドル - 1.0629ドル
ユーロ円:144.41円 - 145.04円

(関口)
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