8日の主な要人発言(時間は日本時間)

8日06:59 ロウ豪準備銀行(RBA)総裁
「RBAは利上げ停止に適したポイントに近づいた」
「インフレ率は低下傾向にあるようだ」
「利上げの一時停止はデータ、経済見通しによって決定される」
「さらなる利上げの可能性もある」
「経済のシナリオ、双方向の不確実性がある」

9日00:05 カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
「世界経済の成長は鈍化し続けており、インフレは依然として高すぎるものの、主にエネルギー価格の下落により低下している」
「欧米では、成長とインフレの短期的な見通しはいずれも1月時点の予想をやや上回っている」
「特に、労働市場は引き続き逼迫しており、コアインフレ率の上昇が続いている」
「中国の成長は第1四半期に回復」
「コモディティ価格は予想にほぼ沿って推移しているが、中国の力強い回復とウクライナでのロシア戦争の影響は依然として上振れリスクの主な要因」
「1月以降、金融環境は引き締まり、ドル高となった」
「カナダでは2022年第4四半期の経済成長率は横ばいで、予測を下回った」
「制限的な金融政策が家計を圧迫し続けており、企業の投資は国内外の需要の減速とともに弱まった」
「労働市場は依然として非常に逼迫している」
「雇用の伸びは驚くほど力強く、失業率は歴史的な低水準に近く、求人数は増加」
「1月のインフレ率は5.9%に低下」
「今後数四半期の経済成長の鈍化により、労働市場への圧力は緩和すると予想」
「これにより、賃金の伸びが緩和され、競争圧力が高まり、企業が消費者に高いコストを転嫁することがより困難になる」
「全体として、最新のデータはCPIインフレ率が今年半ばに約3%に低下するという予想と一致」
「コアインフレ率は前年比で約5%まで低下する見通し」
「インフレ率を2%の目標に戻すには、短期的なインフレ期待と同様に、両方ともさらに低下させる必要がある」
「量的引き締めは、この制限的なスタンスを補完」
「理事会は経済発展と過去の利上げの影響を引き続き評価し、インフレ率を2%の目標に戻すために必要なら、政策金利をさらに引き上げる用意がある」
「物価安定を回復するという確固たる決意を維持している」

9日00:25 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「利上げのペースについて決定していないと強調」
「FRBは求人件数とCPI、PPI、雇用統計に注目している」
「ターミナルレートは予想以上に高くなる可能性」
「インフレ率は低下しているが、非常に高い水準」
「米ドルは世界の基軸通貨として唯一無二」

9日04:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
「2023年初頭の全体的な経済活動はわずかに拡大した」
「6地区は前回の報告以降、経済活動にほとんど変化がないと報告した一方、他の6地区は経済活動が緩やかなペースで拡大したと報告」
「全体として、サプライチェーンの混乱は引き続き緩和」
「いくつかの地区は、高インフレと高金利が引き続き消費者の可処分所得と購買力を低下させていると指摘」
「製造活動は縮小期を経て安定した」
「労働市場の状況は引き続き堅調」
「雇用は一部企業による雇用凍結や解雇の散発的な報告にもかかわらず、ほとんどの地区で緩やかから適度なペースで増加し続けた」
「賃金は全般的に緩やかなペースで上昇したが、一部の地区は賃金圧力が幾分緩和したと指摘。来年は賃金上昇がさらに鈍化すると予想される」
「多くの地区で物価上昇が抑えられたものの、インフレ圧力は依然として広範囲に及んだ」
「一部の地区は、企業がコスト増を消費者に転嫁することがより困難になっていると指摘」
「販売価格はほとんどの地区で緩やかに上昇し、いくつかの地区では減速が見られた」
「今後、価格上昇が年間を通じて緩やかに続くと予想」

※時間は日本時間


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。