米国債市場概況・31日 10年物国債利回り、3.47%に低下

 31日の米国債券相場で長期ゾーンは続伸。表面利率3.500%の10年物国債利回りは前営業日比0.08%低い(価格は高い)3.47%で終えた。2月米個人消費支出(PCE)物価指数の伸び率が鈍化したこと受けて、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが長引くとの見方が後退すると債券買いが広がった。市場では「月末・期末の機関投資家による保有債券の残存年限を長期化するための買いが入った」との声も聞かれた。

(中村)
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