米国債市場概況・11日 10年物国債利回り、3.43%に上昇

 11日の米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。表面利率3.500%の10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は安い)3.43%で終えた。米景気懸念が後退する中、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。3年債入札が低調と受け止められたことも相場の重し。ただ、グールズビー米シカゴ連銀総裁が「米連邦準備理事会(FRB)は過度に積極的な利上げに慎重であるべき」と発言すると買い戻し入り、下げ幅を縮めた。

(中村)
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