ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、伸び悩み

 13日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは伸び悩んだ。24時時点では1.1047ドルと22時時点(1.1049ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。前日発表の3月米消費者物価指数(CPI)に続き、本日発表の3月米卸売物価指数(PPI)が下振れたことで、米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの見方が広がった。米長期金利の低下とともに全般ドル売りが優勢になると、23時前に一時1.1068ドルと昨年4月以来1年ぶりの高値を付けた。
 ただ、買い一巡後はやや上値が重くなった。米10年債利回りが上昇に転じたことなどが相場の重し。

 ドル円は下げ渋り。24時時点では132.42円と22時時点(132.50円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。米PPIの下振れを受けて一時132.02円と日通し安値を付けたものの、節目の132.00円手前では買いが入った。米長期金利が上昇に転じたことも相場を下支えした。

 ユーロ円も下げ渋った。24時時点では146.28円と22時時点(146.40円)と比べて12銭程度のユーロ安水準。23時前に一時146.08円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。ドル円につれた動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.02円 - 133.39円
ユーロドル:1.0977ドル - 1.1068ドル
ユーロ円:146.08円 - 146.89円

(中村)
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