ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロ円、2014年以来の高値

 24日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は24時時点では148.26円と22時時点(148.26円)とほぼ同水準だったが、23時30分前に一時148.47円と2014年12月以来の高値を更新した。4月独Ifo企業景況感指数の上振れや欧州中央銀行(ECB)高官のタカ派的な発言を受けて全般ユーロ買いが優勢となった。

 ユーロドルは堅調。24時時点では1.1029ドルと22時時点(1.1023ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準。欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続が意識される中、ユーロ買い・ドル売りが優勢になると一時1.1037ドルと日通し高値を更新した。

 ドル円は伸び悩み。24時時点では134.43円と22時時点(134.50円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。21時30分前に一時134.73円と日通し高値を付けたものの、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ると134.34円付近まで上げ幅を縮めた。4月米ダラス連銀製造業活動指数が▲23.4と前回の▲15.7から悪化し、予想の▲12.0を下回ったことも相場の重し。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.89円 - 134.73円
ユーロドル:1.0966ドル - 1.1037ドル
ユーロ円:147.12円 - 148.47円

(中村)
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