ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロ円、急落

 23日のニューヨーク外国為替市場で、ユーロ円は急落。4時時点では141.63円と2時時点(142.47円)と比べて84銭程度のユーロ安水準だった。一時は480ドル超上昇したダウ平均が130ドル安以上の下落となるなど米株安が強まると、リスク回避の円買い・外貨売りが優勢となった。イエレン米財務長官が、預金の安全保証に言及したことが、金融システム不安を意識させたことが嫌気されたもよう。ユーロ円が一時141.45円、ポンド円も160.17円、豪ドル円は87.16円、NZドル円は81.58円、カナダドル円は95.16円まで下落した。

 ドル円も一時下振れ。4時時点では130.63円と2時時点(130.76円)と比べ13銭程度のドル安水準だった。クロス円の円高への連動と、米10年債利回りが3.38%台、米2年債が3.78%付近まで低下したことが重し。ドル円は一時130.46円前後と、東京タイムにつけた安値130.42円に迫った。

 ユーロドルも軟調。4時時点では1.0841ドルと2時時点(1.0895ドル)と比べて0.0054ドル程度のユーロ安水準だった。クロス円での外貨安は対ドルでの各通貨の下落にもつながった。ユーロドルは1.0829ドルまで下落幅を広げた。独10年債利回りが2.17%台まで低下したことも重し。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.42円 - 131.66円
ユーロドル:1.0829ドル - 1.0930ドル
ユーロ円:141.45円 - 143.20円

(関口)
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